年の瀬ですけども・・

あるとき、りゅうの子どもが、くもにのってそらをとびあるくうちに、どうぶつ島という島におちてしまいました。
そして、はねをいためてくもへもどれなくなりました。
どうぶつ島のどうぶつたちは、りゅうをつなでしばってしまい、りゅうのこどものけががなおると、どろ水の川の上をいったりきたりとびまわらせて、わたしぶねのかわりにつかいました。
そのようすをみていた、としをとったねこがりゅうに、しまからにげだすのを手つだってあげるとやくそくをしました。
ねこは、しまからかえって9つのゆうかんなおとこの子に、りゅうのはなしをしました。




あと数日で2014年のフットボールを巡る旅が終わろうとしています。
この1年はどんなことがあっただろうか・・ちょうど今は1年の振り返りをする時期です。
僕たちのようなサポーターは当然、愛すべきチームと「トモニ」過ごしてきた悲喜交々な日々を思い返します。
「あそこの雨のアウェイ戦は本当にキツかった」とか「あのロスタイムでの得点は最高に痺れたよ!」とか、1試合1試合に素敵な思い入れがあるからです。
個人的なベストゲームは4月のアウェイ大宮戦。
2週連続で埼玉勢を相手に完勝しました。このころはメディアでも快進撃ということで随分と取り上げられており、夢見るサポーターで居られた時期でした・・(遠い目)。
逆にワーストゲームは9月のアウェイ甲府戦。
降格圏内のチーム相手に何もできずに完敗した試合でした。ここで踏ん張っていればまだ賞金圏内も狙えたかもしれませんが、結局は踏ん張りきれませんでした。
この試合で完全に歯車が狂い、狂ったまま今シーズンは終わってしまいました。


W杯中断明け、所謂後期日程から「サポレポ」の掲載が始まりました。(個人的な話で申し訳ないのですが、もう名前とURLがオンライン上に掲載されているので書いております)
後期日程の試合に関しては過去のものをご覧いただきたいのですが、
担当したサポレポは各試合で感じた想いをなるべく「生鮮直送」状態で書き綴ってきたつもりです。
もちろん、その時々の事情を考慮して表現には気を遣う部分もありました。
不用意な表現を使ってスタジアム出入り禁止になっては本末転倒だし、不特定多数の方に不必要な敵対心を抱かれるのは嫌ですからね。
(でも、そう思われている方がいたらごめんなさい)
表現には気を遣いましたが、(サポレポ編集部の英断により)書き手である僕に自由な裁量を与えてくれたおかげでサポレポの内容に関してはある程度満足しています。
僕は7月以降の今年の神戸のサッカーに関しては失望しているし、安達亮氏の退任も致し方なしと思っています。
そういう想いをサポレポの中でも何度か書いてきましたが、普通ならばこれはクラブ批判となります。
特に日本ではサポーターと名乗る以上、その時々の目の前にあるサッカーを全力で愛し倒さなければならないのかもしれないのですが、僕はまだそこまで大きな人間ではないのです(苦笑)
僕は、愛してやまない神戸の街にあるサッカーであっても内容と結果が悪ければ批判するのも1つの愛情だと思っています。
そのような自己中心的な愛情表現を受け止めてくれたサポレポ編集部や読者の皆様には本当に感謝しています。ありがとうございました。
今回、僕のサポレポのタイトルは全て音楽に関係するものを採用しました。
フットボールには様々な要素が含まれています。そして勿論、音楽の要素も入っています。選手を鼓舞するときに歌うチャントも立派な音楽です。
音楽は人々を感情の渦へと巻きこんでいきます。
フットボールの場合でも同じです。フットボールが引き出す感情の渦へ巻き込んでいきます。
そうした経験が出来る環境があるのは素敵なことです。無観客試合ではそうした経験は絶対に味わえないですからね。


さて、今回はそのような感情の渦を個人的に書き留めるべくサポレポ以外の場所も利用しようと思いました。
なので約1年ぶりにこの場所を更新しようと思った次第です。
愛すべきヴィッセル神戸の話もしつつ、恐らく行くであろうアジア杯のお話や既に行ってきたブラジルW杯のお話を「感情の保管」という意味でつらつらと書いていく予定です。
電車の中で本当にひまなだぁと思った時に読んでください(笑)
自身の国語の勉強のためにもそういう内容にはしたいと思ってます。



来年はどのような感情の渦にスタジアムで巻き込まれるのでしょうか。
空飛ぶ竜の背中に乗れなくても、エルマー・エレベーターのようにワクワクするような体験ができたら幸せですね。

2015年のフットボールを巡る冒険も一緒に楽しみましょうね!